伝通院
浄土宗 無量庵 寿経寺 傳通院
江戸三十三観音札所 第十二番札所 無量観音
応永22年(1415)、浄土宗第七祖了誉聖冏上人が開山したお寺です。当時は小石川極楽水の小さな草庵で、無量山寿経寺という名でした。慶長7年(1602)、徳川家康公のご生母於大の方が逝去されたときにここを菩提寺と定められ、於大の方の法名から「傳通院」と呼ばれるようになりました。増上寺・上野の寛永寺と並んで江戸の三霊山と称され、境内には二代将軍秀忠の娘であり豊臣秀頼に嫁した千姫や三代将軍家光正室の孝子、家光の次男亀松など、徳川家ゆかりの女性や子供(男児)が多く埋葬されています。
幕末の文久三年(1863年)2月4日、新撰組の前身となる浪士組が結成された場でもあり、後には彰義隊結成のきっかけの場となったともいいます。
永井荷風や夏目漱石など文学にもしばしば登場するほか、境内には清河八郎、佐藤春夫、柴田錬三郎など著名人の墓も多数みられます。
於大の方の墓 千姫の墓
所在地 | 文京区小石川3-14-6 Tel: 03-3814-3701 |
アクセス | ◇地下鉄 東京メトロ丸の内線、南北線・後楽園駅より徒歩10分 都営地下鉄三田線・春日駅より徒歩10分 ◇バス 都バス(錦糸町〜大塚) 伝通院前より 徒歩1分 |
ホームページ | http://www.denzuin.or.jp/ |