福聚院
○浄土宗 霊應山 福聚院 鎮護寺
安永三年(西暦1774年)の開山。江戸時代から有名で、甲子の日に参拝すれば商売繁盛のご利益(りやく)があり、金運に恵まれるとのことで賑わったそうです。
小石川七福神の一つ、五穀豊穣、子孫愛育、そして飲食、縁組、勤労、経営、治安、科学、農耕、機織の繁栄を司る、インドのヒンドゥー教ではシヴァと呼ばれる神、大黒天が祀られています。鎌倉時代の作と伝わる大黒天座像は、本堂の奥に眠る木造の本尊で、文京区の有形文化財に指定されています。それとは別に、ちょうど本堂の向かいのところにも大黒天が安置されているようで、それは小さな堂のなかにあって、赤の『三ヶ町』なる文字を刻んだ台座のうえに座しています。
門を入ってすぐ右側にあるとうがらし地蔵は、明治の中ごろとうがらしの好きなおばあさんが持病のぜん息に苦しんでいましたが、医者から止められていたにもかかわらずとうがらしを食べて亡くなってしまいました。そこで近所の人が憐れんで地藏尊を造り、とうがらしを供えたそうです。その後、ぜん息に苦しむ人々が祈願すると治り、お礼にとうがらしを供えるようになったと伝えられています。別名、せきどめ地蔵とも呼ばれて親しまれています。(↓)
所在地 | 文京区小石川3-7-4 Tel:03−3811−6109 |
アクセス | 東京メトロ丸の内線、南北線・後楽園駅 徒歩10分 都営三田線、大江戸線・春日駅 徒歩10分 都バス(錦糸町〜大塚)伝通院前 徒歩3分 ●地図 |