赤門(東京大学)
旧加賀屋敷御守殿門
現在、東京大学の赤門として親しまれている加賀前田家の御守殿門は、文政10年(1827)11代将軍家斉の溶姫(やすひめ)が13代藩主前田斉泰に嫁入りしたときに建てられました。赤門は、火災などで焼失してしまったら再建してはいけない慣習があり、この赤門は災害などを免れて唯一現存している貴重なものです。江戸時代における諸侯邸宅門の非常に座れた遺例として、昭和6年国宝に指定されました(現在は重要文化財)。
中央は中心の柱から屋根が少しずれる薬医門の型式で、切妻造、本瓦葺となり、その左右に唐破風造本瓦葺の番所を置いています。このような例はあまり多くないといわれます。さらに海鼠塀本瓦葦の繋塀が左右に配されて、加賀百万石にふさわしい豪華な構造と構成を誇っています。
所在地 | 文京区本郷7-3-1 Tel:03-5841-1222 |
アクセス | ◇地下鉄 東京メトロ南北線・東大前駅 徒歩1分 東京メトロ丸ノ内線、都営大江戸線・本郷三丁目 徒歩8分 ◇バス JR上野駅またはJR御茶ノ水駅より東大構内行 ●地図 |
ホームページ | http://www.u-tokyo.ac.jp/index_j.html |